ネコの腎臓病の症状と治療法と食事、自宅できる簡単な予防法

ネコの腎臓不全・猫下部尿路疾患など腎臓病の種類と初期症状や末期症状、治療法やかかる費用と食事はどんなものを食べさせたらいいのか、食べない時にはどうしたらいいのか?腎臓病用の手作り御飯のレシピや注意点についてなどの腎臓病と上手に付き合っていく方法を紹介します。他にも自宅でできる腎臓病を予防する方法についても紹介します

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ネコの水腎症の治療と予防

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ネコの水腎症とは?


ネコの水腎症は腎臓と膀胱をつないでいる尿道や尿管が何かの原因で詰まってしまい、おしっこが排出されず腎臓に溜まっていってしまう病気です。左右の腎臓の片方が水腎症になった場合には無症状の場合もあります。

 

お腹にしこりのようなものを感じることができる場合もあるので、スキンシップの時にチェックしたりしましょう。

 

他にもおう吐や多飲多尿、ふらつき、食欲低下、便秘、元気がなくなるなどの症状がでるので、元気でも多飲多尿やおう吐などの気になる症状がある場合には獣医さんに相談することがおすすめです。

 

 

ネコの水腎症の治療法とかかる費用の目安

ネコが水腎症の疑いがある場合には、まずどこでおしっこが詰まっているのか確認をするためにX線検査・超音波検査をします。
検査で詰まっている個所が分かったら、詰まりを取り除く治療にうつります。

 

もし、水腎症で腎臓の機能が完全に失われている場合や大きく腫れあがった腎臓が他の臓器を圧迫して障害の原因になっている場合などは、残ったもうひとつの腎臓が機能している時には異常のある機能していない腎臓を摘出することがあります。摘出手術をする場合には、全身の状態が良好なときにしかできません。

 

尿毒症など起こしている場合や尿路が詰まっている原因にによってつまりを取り除いた後にそれぞれに応じた治療を行います。

 

治療にかかる費用の目安

治療にかかる費用は水腎症によっての腎臓の状態や手術、治療法や術後の安定によって金額に幅がありまし、病院によっても金額が違ってきます。


水腎症の治療にはX線検査や超音波検査などを行ったり、外科手術やカテーテルで尿を排出させたりなど症状や原因、腎臓の状態、何よりもネコ自身の状態によって受ける治療が変わってきます。

 

なので、一概にこの金額がかかるとは断言できませんが、かかる費用は目安としての治療費は30~60万円ぐらいになるようです。

 

水腎症以外の病気を併発している場合には、その病気の治療費が別でかかってきます。
ネコは人間の様に健康保険がありません。そのため、どうしても全額実費になって治療費が高額になってしまいます。

 

 

ペット保険に加入して、もしもの時に備えることもおすすめですが、
できるだけそのもしもの時がこないために日頃から予防を心がけることもおすすめです。

 

 

ネコが水腎症にならないための予防

ネコが水腎症にならなための予防法はないとも言われています。

 

でも、水腎症の原因のひとつである結石ができないようにすることは水腎症の予防としておすすめだと思います。結石ができないように、おしっこの回数や1回の量を増やすと腎臓の負担も減ります。そのためには、できるだけ多くの水分を摂取してもらうことが大切です。

 

基本的にネコは水を飲む量が少ないので工夫をしてできるだけ多くのお水を飲んでもらいましょう。また、栄養バランスのいい食事と水をできるだけ飲ませると水腎症の予防にもつながります。

 

ストレスがかかるとおしっこの回数が減る場合もあるので、ストレスが少ない環境を心がけてあげるのもいいと思います。