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ネコの腎臓病の症状と治療法と食事、自宅できる簡単な予防法

ネコの腎臓不全・猫下部尿路疾患など腎臓病の種類と初期症状や末期症状、治療法やかかる費用と食事はどんなものを食べさせたらいいのか、食べない時にはどうしたらいいのか?腎臓病用の手作り御飯のレシピや注意点についてなどの腎臓病と上手に付き合っていく方法を紹介します。他にも自宅でできる腎臓病を予防する方法についても紹介します

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ネコの慢性腎不全は治るの?治療法と予防法

ネコの腎臓病の治療と費用

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ネコの慢性腎不全の治療について

慢性腎不全の治療は進行を抑えて症状を緩和することがメインになります。
慢性腎不全の進行を防ぎ、ネコの生活の質をあげて苦しみや不快感をできるだけ減らして穏やかに暮らしていけるようにサポートします。
主に内科的治療と食事療法とが行われています。

内科的治療
皮下点滴か静脈内点滴をして脱水うあ電解質のバランスを正しいバランスに戻ります。
ネコによって症状や病気の進行具合が違うので、症状に応じて降圧剤・高リン血症治療剤・胃粘膜保護剤・制吐剤・活性炭・造血ホルモンのエリスロポエチンやカルシトリオールなどの投与などが行われます。

食事療法
腎臓病の治療をする中で一番効果が大きく現れるのが食事療法です。慢性腎不全のネコの食事は基本的には低たんぱく・低ナトリウムです。それぞれのネコの症状に合わせて制限される量があるので、処方食が使われている場合が多いです。
想定していない副作用がでる場合があるので、素人判断でネコの食事を決めるのではなく、慢性腎不全の治療のための食事は獣医さんと相談して決めるようにしましょう。最近では色々な慢性腎不全の療養食があり、活性炭が配合されたキャットーフードが動物病院で購入することもできるようになっています。

ネコは食事に対してこだわりがあるコが多いため、療法食を嫌がって食べない場合もありますが、食事変更を慎重に行うことで90%のネコは食べてくれるようになるようです。

腎移植はできるの?

現時点では一般的とはいえませんが、他の治療法が効かないほど重症になったネコに対して腎移植が行われることもあります。
ネコの腎移植手術は1980年代後半からアメリカでは行われています。
しかし、日本ではあまり一般的ではなく、ごく少数の機関で行われている程度です。

過去のデータでは、手術での死亡率は22.5~30%、6ヵ月生存率は59~65%、3年生存率は40~42%と推定されています。

国内で腎移植する場合のドナーとなるネコは実験用に飼育されているネコがドナーになります。
ドナーになったネコは依頼者が責任をもって引き取って終生飼育することが通例になっています。

*2015年から犬や猫の外注検査を行っているアイデックス(Idexx)が新しいバイオマーカーの検査(名称:対称性ジメルチアルギニン(SDMATM))を開始しています。その検査はタンパク質の異化作用と一緒に血中に放出されるクレアチニンという物質が現在行われている検査の血中クレアチニン濃度よりも腎機能低下を反映されると言われています。現在と比べて約17ヵ月早く検知できる可能性があると言われています。血液検査のオプションとしてできる病院もあるので検査の時に病院に問い合わせてみてください。


ネコの慢性腎不全は完治できるのか?

人間でも他の動物でも同じことが言えますが、壊れてしまった腎臓の機能が元に戻ることはありません。残念ですが、慢性腎不全は完治することはありません。(急性腎不全の場合には治ることもあります)
重症化した場合には透析や腎移植をする必要があります。
そのため早い段階で発見をして進行をできるだけゆっくりと遅らせることが大切です。

ネコが慢性腎不全にならないための予防法
ネコの腎臓にできるだけ負担をかけないように、塩分やミネラル、脂肪分を控えたバランスのいい食事を若いころからあげるようにしましょう。また、ネコはあまり水分を摂らないので、できるだけたくさんの水分を摂れるように入れ物や置き場などの工夫をしていつでも新鮮な水が飲めるようにしてあげてください。
我が家のネコの場合では、水はコップから飲むことにしているらしく、人間が使っているものと同じコップをネコの水入れ専用にしています。また、食事からも水分を摂って欲しいので、スープを飲ませるようにしています。

慢性腎不全は他の病気が原因となることが多いので、ワクチン接種を受けて病気の予防を心がけることがおすすめです。また、慢性腎不全の症状は分かりにくいので、最低でも1年に1回は定期検査を受けることで早期発見することができます。

肥満になると免疫力の低下を招くので、肥満予防をすることも慢性腎不全の予防になります。

 

他のどんな病気でもそうですが、早期発見、早期治療が大切です。
そのために、毎日のおしっこの量をチェックしていつもと違うような場合には早めに病院で診察を行うようにしましょう。大切ねネコの命を守ることができるのは飼い主だけです!