ネコの腎臓病の症状と治療法と食事、自宅できる簡単な予防法

ネコの腎臓不全・猫下部尿路疾患など腎臓病の種類と初期症状や末期症状、治療法やかかる費用と食事はどんなものを食べさせたらいいのか、食べない時にはどうしたらいいのか?腎臓病用の手作り御飯のレシピや注意点についてなどの腎臓病と上手に付き合っていく方法を紹介します。他にも自宅でできる腎臓病を予防する方法についても紹介します

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腎不全のネコのサプリ:カリナール

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カリナールにはカリナール1とカリナール2の2つの種類があります。
どんな違いがあるのか調べてみました。


カリナール1について

カリナール1は食物由来成分で消化管内でリンをしっかりとキャッチして
ネコの腎臓の健康をサポートするサプリメントです。

カリナール1の特徴

消化管ないで食物由来の成分でリンをキャッチ(吸着)することで、腸からリンが吸収されずに便と一緒に排泄される

無味無臭のパウダーなので普段ネコが食べているフードの味の邪魔をせず、与えやすい。

療法食と併用することでリンの吸着・毒素低減をサポート

原材料

マルトデキストリン、炭酸カルシウム、キトサン、クエン酸カリウム

成分

粗タンパク質 5.0%以上、粗油 0%以上、脂肪 0%以上、粗繊維 2.0%以下、粗灰分 29.5%以下


与え方

1日にネコの体重に合わせて目安になる量をフードに混ぜて与えます。
与える量は1日の食事の回数に合わせ、回数を分けて与えることができます。
ドライフードの場合には、パウダーに水を少量たらして湿らせてフードに混ぜて与えます。

与える目安の量
体重2.5kg以下/スプーン1杯
体重2.5kg~5kg/スプーン2杯
体重5kg~7.5kg/スプーン3杯
体重7.5kg~10kg/スプーン4杯
※10kg以上は2.5kgごとにスプーン1杯プラスします


カリナール2について

カリナール2は、ネコの消化管内にある窒素物を乳酸菌が利用することで消化管内の毒素の低減をサポートします。
*リン吸着剤ではありません。

カリナール2に含まれているフラクトオリゴ糖は乳酸菌の栄養になり、乳酸菌が増殖する時には、アンモニア、窒素などの窒素物を取り込んで使うので、窒素物の低減が期待できます。

また、ラクトバチルス・アシドフィルス菌やエンテロコッカス・フェシウム菌は腸まで届き、アンモニアの低減やインドール産生を減少させます

 

 

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特徴

カリナール2の成分は乳酸菌など善玉菌の栄養となり、善玉菌は増える時に窒素物を利用するので、消化管内の窒素物の低減が期待できます。

カリナール2で腸内に善玉菌を増やすことで、悪玉菌の増殖を抑え、消化管内の窒素物の低減をサポートします。

無味無臭なので、普段食べているフードの味を邪魔しません。

アンモニアの低減、インドール産生の低減が期待できます

 

 

原材料

マルトデキストリン、フルクトオリゴ糖、オレンジバイオフラボノイド、ビタミンC、エンテロコッカス・フェシウム、ビタミンB6、ラクトバチルス・アシドフィルス、葉酸ビタミンB12


成分

粗タンパク質0%以上、粗油・脂肪0%以上、粗繊維2.0%以下、粗灰分3.5%以下


与え方

カリナール1と同じように目安となる量を食べているフードに混ぜて与えます。
ドライフードの時には、少量の水で湿らせてフードに混ぜて与えます。

与える目安の量

体重2.5kg以下/スプーン1杯
体重2.5kg~5kg/スプーン2杯
体重5kg~7.5kg/スプーン3杯
体重7.5kg~10kg/スプーン4杯
※10kg以上は2.5kgごとにスプーン1杯づつプラス

 


簡単にまとめると

カリナール1は炭酸カルシウムでリンを消化管内で吸着して便と一緒に排泄され、
それによってリンの低減が期待できる

カリナール2は消化管内で窒素物を利用し善玉菌を増やすことで窒素物の低減が期待できる
*リン吸着剤ではありません。

この様にカリナール1とカリナール2には違いがあります。