ネコの腎臓病の症状と治療法と食事、自宅できる簡単な予防法

ネコの腎臓不全・猫下部尿路疾患など腎臓病の種類と初期症状や末期症状、治療法やかかる費用と食事はどんなものを食べさせたらいいのか、食べない時にはどうしたらいいのか?腎臓病用の手作り御飯のレシピや注意点についてなどの腎臓病と上手に付き合っていく方法を紹介します。他にも自宅でできる腎臓病を予防する方法についても紹介します

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ネコの腎不全にかかる治療費はいくらぐらい?

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ネコが病院に行くと結構な費用がかかってしまいます。
愛する家族だからいくら治療費をかけても惜しくはない!そう思う気持ちと
いったいいくらかかるんだろう…という不安な気持ちが出てくると思います。

ネコの腎不全にかかる治療費はいくら?

ネコの腎不全の疑いがあると最初に検査をします。
行われる検査は尿検査、血液検査、超音波検査などを行い、結果から腎不全の診断がされます。

ネコが腎不全と診断されたら治療が開始です。
急性腎不全は治る病気ですが、
慢性腎不全は残念ながら治らない病気です。

腎臓の機能低下をできるだけ遅らせる
腎臓に負担をかけない食事をする

この2つが腎不全治療のメインになります。

腎不全の症状を軽減するために行われる可能性がある治療法は、
輸液・ホルモン剤の投与・腹膜灌流・透析・窒素化合物を吸着させる薬の投与などです。

腎機能が悪化しているため高血圧になっているネコは血圧を安定させる薬が投与されます。
また、生産量が低下しているエリスロポエチン。カルシトリオールなどを投与することもあります。

日本ではあまり行われませんが、腎移植をすることもあります。


ネコの腎不全の治療で一番のメインになるのは食事療法です。
腎不全用の療法食にフードを切り替えるのですが、
なかなかスムーズにいかないことが多いです。

上記のような治療がネコが腎不全になった場合に行われる可能性のある治療です。

結構色々とありますよね…
では、いったいいくらぐらい治療費がかかるのでしょうか?

ネコの治療費が高い理由

ネコをはじめとして動物の治療費は高いですね。
治療費が高い理由は、自由診療制度だからです。

人間のように保険診療ではない医療の制度で、
治療費は全額自己負担になり、
治療費に関してはその病院ごとで独自に決めることができる医療制度になっているため
ネコの治療費は高くなってしまいます。

ネコの治療費の目安

平均的な治療にかかる費用をまとめてみました。
あくまでも目安としてお考えください。

初診料 1,200円
再診料 620円
時間外診療 1,700円
レントゲン検査(1枚) 4,000円
尿検査 1,500円
糞便検査 1,500円
血液検査(一般項目) 5,600円
心電図検査 3,000円
エコー検査 5,000円
細胞診検査 4,800円
病理組織検査 10,000円
細菌検査 2,500円
レントゲン検査(1枚) 4,000円
注射料(薬剤費別途) 1,200円
点滴料 皮下点滴(薬剤費別途) 3,000円
静脈点滴(薬剤費別途) 4,000円
指導料 260円
処方料 500円
調剤料 250円
処置料 投薬・点眼 200円
外用薬塗布 600円
包帯・ガーゼ交換 960円
入院料(1泊) 猫 2,500円

 

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ネコの急性腎不全の治療費の目安

急性腎不全にネコがかかった場合、
1回の点滴が3000~4000円程度かかります。

早い場合ですと数日で改善することがあるので、
早い場合だと2万円~3万円程度になることもあります。

病院によってや病状によって急性腎不全にかかる治療費は変わってきます。
あくまでも上記の治療費は早く治った場合の目安です。

ネコの慢性腎不全の治療費の目安

ネコの慢性腎不全の治療費は急性腎不全より費用がかかります。

点滴などは変わりないのですが、慢性腎不全は完治しない病気なので長いお付き合いになるからです。
また、毎日輸液が必要になると毎日動物病院への通院が必要になり、
1ヵ月に20万円前後治療費がかかることもあります。
自宅での皮下輸液をする場合には、1ヵ月4万円ほどかかります。

 


できるだけのことをして
苦しませたくない
でも…
家族であるネコの命と治療費の問題は非常に苦しい気持ちになると思います。

もし、家族であるネコがまだ腎不全になっていないなら、
腎不全の初期だったりするなら、
治療費用貯金をしたり、ペット保険に加入することも考えてみてはいかがでしょうか?